天皇崩御、明仁親王が即位。昭和から平成へ
天皇陛下は1月7日午前6時33分、十二指腸部の腺がんのため、皇居・吹上御所で崩御された。
内閣告示
新元号は「平成」
政府は七日、新天皇が即位されたのに伴って臨時閣議を開き、元号法に基づいて新元号を「平成(へいせい)」と決めた。出典は中国の古興「史記」と「書経」。施行は8日午前1時からで、新しい元号名とともに政令で決定、公布した。政府の調べでは、「平成」は、わが国で初めて使われたとされる元号の「大化」(西暦645-650年)から数えて247番目の元号となるが、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と規定した現憲法のもとで、初めての改元である
(略)
新元号の典拠を中国の古典としたのは、先例に従ったものだ。「史記」の「五帝本紀」の中にある「内平かに外成る」、「書経」の「大画護(だいうぼ)」の中の「地平かに天成る」という文章の中からそれぞれ「平」と「成」の文字を取った。政府はその意味を「国の内外にも天地にも平和が達成される」(首相談話)ことだと説明している 。「史記」・の五帝本紀には「五教を四方に布(し)かしむ。父は義、母は慈、兄は友、弟は恭、子は孝、内平かに外成る」とある。
(2023/8/28)